幼稚園を6歳の誕生日を迎える前に中退をしました。

4月に入った時の先生の事は好きでしたが、すぐに先生が変わりました。
新しい先生に馴染むことが出来ず
幼稚園にも馴染まず
いつも一人でいました。
正確には見えない子といたのだと思います。

病弱な子供でした。　　今では考えられませんが・・・
食も細く好き嫌いも多く、ほとんど物を食べない子どもでした。
そのうえよく熱を出して居ましたが

弟の方が私よりも熱を出すので姉の私はほぼほったらかしで
弟と一緒に寝かされていました。
7人兄弟ですから働くことが必死の母親はそれどころではありません。

ある時「ロッカーの前で泣いている子」がいると先生に言いに行った事から
先生に変な目見られるようになったのかと思います。

ある日おたふくとはしかを両方一緒にかかり高熱で一月ほど休み
熱が下がり幼稚園へと登校すると椅子もなくロッカーにはプリントが沢山は入っている状態で
先生に「私と〇〇ちゃんの椅子がない」と言いに行くと先生は不機嫌な顔をしました。

幼い私には、その意味が分かりませんでした。

先生が「〇〇ちゃんはいません。もう居ないのだから変な事を言うなら倉庫に入れますよ」と怒られた時の
怖い顔を今も覚えています。

それはとても怖い鬼の様な顔でした。
その先生の顔を見て怖くて怖くて仕方なかったことを覚えています。

見えない世界の子、いない子？　
今なら色々と理解出来ますが6歳前の私には無理でした。

家に帰ると「また要らんこと言って」と怒られることはわかっていたので何も言えず
幼稚園に通えなくなり熱を頻繁に出し通えず辞めることになり幼稚園中退となりました。

それから見えていても、私だけ？と思いましたが弟も見えてました。
がしゃべりはしないのでかかわりはなく過ごすので子どものころは何も困った様子はなったように思います。


私はそれから確かめないと人と接することが出来なくなり、人見知りな子どもが一段と人見知りとなりました。
今も確かめないとしゃべることが出来ないです。

今も見えないものが見える子どもたちはきっと多くいると思います。
私が小さなころは、まだまだ人に知れてはいけない事でした。
我が家も同じく父は守るためによく「要らんことをしゃべるな」と言っていました。
その時は全く意味は分かりませんが・・・

その能力を気持ち悪がられたり、否定されたりして育った方も多く
お客様にも苦労された方が多くいらっしゃいます。

親や家庭で理解されて育てば、良い力にもなります。
理解されればまっすぐに育ちます。
どんな子も同じですが親が味方であれば強く生きれます。

それでも世間では生活をしていくにはとても難しい事です。
人との違いや特別な物として見られる事で理解できない事が沢山あると思います。
私もそうでした。

理解してくれる人が居たら、能力の使い方を教えてくれる人がいたら
もっと自由にのびのびと育つと思いますが
やはり特別な思いと経験をするので苦労をします。

今の時代に生まれて来た見えない世界が見える子どもたちのそばに理解してくれる人がいる事と
そしてその子どもたちをひとりの子どもとして接してくれる大人がそばに居ることを願っています。

見えないものが見えるお子さんをお持ちの親御さんたちは子どもの将来が心配で不安だと思いますが

今、見えているお子さんを否定せずに認めてあげてください。

お子さんが見えないものを怖がった時は、しっかり抱きしめて一緒に「来るな！」と言って上げてください。それで子どもも安心します。

ご相談に来られるお子さんや状況に合わせて色々な対処方法をお伝えしています。

また、いろいろな話を毎月無料セミナーなどでもしています。




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